富士山を安心・安全に登頂するために欠かせないのか山小屋での宿泊。山小屋 は主に7月の上旬に開き始め、9月上旬までしか営業していない。しかも普通のホテルや民宿などと利用方法も異なる。初めて山小屋を利用する人も快適に過ごせるよう、山小屋に到着してから出発するまでの過ごし方を紹介します。
山小屋のルールとマナー
山小屋は普通のホテルや旅館と違い、不便な高地にある分、サービスにも限界があります。
大半の山小屋は広間を就寝スペースとして大勢の登山者と共有。共同生活する場所としての意識を持ち、お互いに配慮し合うことが大切です。
[1]館内は静かに
富士山の登頂には休息・睡眠がとても大事。他の宿泊客の睡眠を邪魔するような音をたてないように!
[2]明かりの利用にも気使いを
ご来光を見に行くための準備など、暗い室内でライトを使用したいケースもあるが、就寝中のほかの宿泊客を照らさないなど、十分な気配りを心掛けましょう。
[3]入館前に雨を拭う
体温が下がると体力を奪われるので、雨に濡れたら玄関で水分をぬぐう。乾いた服に着替えて濡れたものは袋に。
[4]アルコールは控えめに
酒を飲める山小屋もあるが、次の日の登山で体調を崩さないためにも、少量に控え、ほかの宿泊客に迷惑をかけないようにしましょう。
[5]ゴミは捨てずに各自で
富士山にはゴミ箱はありません。山小屋も例外にもれず、ゴミ箱の設置はなし。ゴミは捨てずに各自で持ちり、山小屋をきれいに使いましょう。