下駄の「鼻緒」対策
下駄は履きなれない場合はもちろん、ある程度履き慣らしてもこすれて痛くなってしまう場合があります。
少しだけ工夫するだけで、靴ズレならぬ「鼻緒ズレ」になりずらい、とっておきの対策をご紹介します。
履く前にしっかりと手で鼻緒を揉んで柔らかくしておく
これは基本中の基本。固い鼻緒は痛くなりやすいのです。この一手間をするだけで、疲れがだいぶ違います。
生地が荒い場合は蝋燭のロウを鼻緒に塗っておく
荒い布の場合、表面をロウで滑らかにすると効果的!指の股は以外に肌の柔らかくデリケートです。荒い布で擦れたら痛いに決まってるので、なるべくやっておいてください。
足の指の間に石鹸を塗る
すべりを良くすれば、歩くたびに鼻緒が当たる場所が変わり、痛みを防ぐことが出来ます。
石鹸は、ベビーパウダーでも代用することができます。
指の股に絆創膏を貼っておく
上手く貼りにくいのが難点ですが、効果はテキメンです。
How-To Geta
下駄の正しい履き方
下駄はひっかけるように浅く履くのが正しい履き方です
そして体重は、前にかけながら歩きます。
足の鼻緒があたる部分が痛くなるのは、ビーチサンダルの様に「指の間の根元」までしっかりと履き、ペタペタと歩くからなのです。鼻緒の手前でとどめるようにし、ややつっかけるように履きましょう。かかとがはみ出るくらいがきれいな履きかたです。
一般的な下駄は、つま先部分とかかと部分がフラットに作られているので、意識して前に重心をかけるように歩くだけで、かなり痛みが楽になります。反対に、後ろ重心で歩くと、かかとが痛くなってしまいます。ももを少し上げ、歩幅を狭く、小股で歩くのが粋な歩き方です。カラコロと音が鳴るようになれば、完璧だと思います。
ゆかたなどの和装の時には、ぜひ履きこなしたい下駄。素敵な下駄美人を目指しましょう!
踵が痛くなってしまったら
下駄は、正しく履くと足の踵が2cmぐらいハミ出ます。その状態で爪先側に体重をかけて歩くのですが、これが、うまく出来ないと下駄の踵があたり続ける部分が痛くなります。
そうならないために、踵の部分(ヒール?)が高くなってる下駄が良いでしょう。もし下駄を選べるなら踵の高さに注意してみてください。