ちょっと足をのばすだけで、都市部では考えられないスケールの「大」花火大会が開催されています。
2024年は特に人気の高い新潟の越後3大花火「長岡まつり大花火大会」「ぎおん柏崎花火大会」「片貝まつり花火大会」、長野の「諏訪湖湖上祭花火大会」、秋田の「大曲全国花火競技大会」、茨城の「土浦全国花火競技大会」年内ラストは埼玉の「秩父夜祭」をピックアップ!
他にもある、お手軽!首都圏近隣の
花火大会日帰りツアー
現在ツアー準備中です。
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2025年開催予定の
花火大会ツアー
せっかく花火大会に行くなら、必要なものをしっかり準備して、花火を見たり撮影することに集中したいところ。「あれ持ってくるの忘れちゃった!」なんてことがないように、事前にカバンに入れておくと便利なグッズをご紹介します。
ヒールなど歩きにくい靴は避けましょう。特に撮影に力を入れたい方は移動することも多いので、スニーカーなどがオススメです。
野外イベントの必須アイテム。虫刺されがかゆくて花火を見ることに集中できないともったいないので忘れずに。
暗くて見えないと持ち物を間違えたり、つまづいたりすることも。荷物を少なくしたい方はスマホのライトでも代用できます。
花火を見ている途中から雨が降り出してきたら大変。夕立が多い季節なので、折りたたみ傘やカッパ・レインコートは忘れずに準備して持っていきましょう。
ただし、観覧中は傘は使えないのでご注意ください。
屋台ではお酒やジュースなどの飲み物はありますが、意外と水はあまり売っていません。水は家から持ってくるか、道中に自販機・コンビニなどで買うことをオススメします。
夏とは言え肌寒くなることもあります。特に海や川の付近で開催される場合は薄手の上着を持っていくと安心です。
打揚花火は大別すると「割物」、「ぽか物」、「半割物」に分類できます。
玉が上空に昇るときにいろいろと効果を現すアクセサリーが付いたものを「曲付(きょくつき)」、「曲導付(きょくどうつき)」といいます。
菊物
型物
星(光や色彩、煙を出す部分の火薬)を割火薬で四方八方に飛ばす仕組みです。玉の中心から星が炭火色の尾を引いて丸く開くものを「菊」、尾を引かず初めから色の光が開くものを「牡丹」といい、円の中に芯が入ったものを 「芯入」、蝶々やハートなどさまざまな型を表現する 「型物」などがあります。
玉が上空に達したときにその名のとおり、くす玉のようにぽかっと2つに割れていろいろな部品などを放出させるもので、星を放出させ光の線を落下させる「柳物」、パラシュートで煙、旗、光を吊りながら落下させる「吊物」、運動会やお祭りの開催合図を告げる「音物」があります。
玉が上空で闇の中で開き、後からたくさんの小さな花が一斉に開くもので、「千輪」といいます。
代表的なものは、玉が上空へ昇ってゆくときに、光の尾をまっすぐに引いていくものを「昇り朴付」、笛の音を出すものを「昇り笛付」、小さい花を段々に 咲かせていくものを「昇り小花」といいます。
花火玉の大きさは一般的に2.5 号玉から40 号玉まであり、地域にもよりますが普通の花火大会では5号玉ぐらいまでが主に使われています。
号数(以前は寸)は基本的に玉の直径サイズではなく、打ち揚げ筒の内径を表しています。たとえば3号玉は内径3寸(約9.1cm)の筒で打ち揚げる玉のことで、玉の外径は約8.6 ㎝になります。同様に10 号玉(尺玉)の外径は約28.5cmとなります。また、1発に仕込む内容や細工が充実できる玉は5号玉以上で、それ以下の玉は主に玉数を多く打ち揚げるスターマインなどに使われます。
玉の重さは5号玉の割り物で約1,100gあり、ぽか物は割り物の約半分の重さです。30 号(3尺玉)以上になると重さは200 ㎏以上もあり、筒に装填するためにクレーンなどで吊り下げなければならないため大掛かりな準備作業が必要となります。
玉名とは、打揚花火一発ごとにつけられた日本独特の花火の名前のことです。
この玉名のつけ方には一定の決まりがあり、その花火玉が打ち揚がってから消えるまで、どういう現象を現すかを表現するもので、花火の内容や開いたときの情景を玉名で正確に思い描くことができるようになると、見る楽しみも倍増!まさしく花火通といえます。
打ち揚げられて火の花が丸くぱっと開き、星が中心から炭火色の尾を引いて広がっていく形。尾を引いて広がっていくことから「引」ともいいます。
菊とは対照的に尾を引かず、最初から色の炎を出して開くもの。本来は芯の入ったものを牡丹、入っていないものを満星といいました。
平面状や立体的に開き、UFOやハート、ひまわり、ニコチャンマークなど色々な形状を表現します。
大きく開いた星がスーッと尾を引き垂れるもので、童女の髪型「禿(かむろ)」に似ていることが語源とされ、「錦(にしき)冠菊(かむろぎく)」が多く使われます。
菊などの花の中心に一つ芯があるものを芯入といい、二重の芯は八重芯、三重の芯は三重芯とさらに増してゆきます。
太い花弁を椰子の葉のように開かせます。
菊などが消えた後に、小花の群れが現れるもので、「小割浮き模様」などといいます。
菊などが消えた後に、中心部に落下傘で吊った小さな照明が残るもので、小花の群れが現れるものを「変化菊残光(へんかぎくざんこう)」などといいます。
星が群れをなし、尾を引いて垂れ下がります。
ブルルンという音を発しながら不規則に回転するものが「蜂」、パラパラッとたくさんの星が交差するものを「分砲」といいます。
音花火が白い花のように炸裂するもので、一発音が鳴るものを「花号砲(はなごうほう)」、数発が一斉に鳴るものを「花万雷(はなばんらい)」といいます。
大きな玉の中に小さな玉がたくさん入っているもので、時間差で色々な花が一斉に咲くことから「彩色千輪菊」、「百花園」ともいいます。
落下傘で吊った小さな照明を、時間差で一斉に漂わすものを「松島(まつしま)の夜景(やけい)」、「花毎(はなごと)の月(つき)」などといいます。
7号玉「彩色千輪菊(さいしょくせんりんぎく)」
上記で紹介した各玉の特徴を、時系列(打ち上げから消えるまでの順)に並べたのが完成玉名。まるで歌舞伎の題目の様な美しい名称が、その玉の散り際までを雄弁に物語ります。
ピューという音をさせながら上昇した後に、二重の芯を持った色の炎の星が丸い花を描く玉です。
昇りながら小さい花を咲かせ、三重の芯を持った炭火色の尾を引く星が丸い花を描き、星の色が変化する華麗な玉です。
太い光の線を引きながら上昇した後に、錦色に大きく開いた星が垂れ下がり、小花の群れが現れる優雅な玉です。
八重芯牡丹
三重芯菊
華麗な彩色、すばらしい空間の造形、迫力の音響、夜空に花咲く花火を「ああ美しい」と無心に見るのも花火の一つの鑑賞法です。
けれども、日本の打揚花火の場合は、花火の一つひとつに名前「玉名(ぎょくめい)」がつけられおり、その花火の内容を表現しています。玉名が入ったプログラムのある花火大会では、花火と玉名とを見くらべて、製作者の考えを想像しながら鑑賞するのも一興でしょう。
また、花火が開いて消えるまでの現象をチェックして良否を判断できれば、より一層花火鑑賞が楽しくなり、花火通といえます。
打ち揚げられた玉がちょうど昇りつめたときに開くのが良い花火です。
玉の大きさに見合った広がりで、真ん丸く( 真円球状に) 開くことです。
飛び散る星が放射状にまっすぐ飛んで円形に広がることを「肩が良い」といいます。
開いた星すべての先端が一斉にパッと消えるのを「消え口が良い」といいます。
日本の花火、特に代表的割物花火「芯入菊花型花火」は、世界で最も精巧で華麗な花火といわれており、次の三点が最大の特徴です。
では、なぜ日本の花火は、海外に比べ美しいといわれるのでしょうか?
日本の花火玉の形状は球形ですが欧米の玉は基本的に円筒形。中に入る星も日本は球状、欧米は円筒状です。円筒形の花火は上空で四方八方に星を飛散しないため、真ん丸くは開きません。
日本の星は昔の飴菓子の変わり玉のように、異なった色の火薬を重ねますが、欧米では火薬をプレスして 固めるのが一般的です。
日本の花火は球形の玉たまがわ皮(容器)の中に星を球状にならべ、中央に割薬(割り火薬)をつめ、玉皮の外周を丈夫な紙で何周も貼り固めて仕上げます。中央の割り薬の威力と紙の貼り具合とのバランスがとれていることにより、星は均一に飛び散り真ん丸く開花します。これに比べ欧米の花火は星のつめ方も無法則の場合が多く、放射状に星が散らばらないというわけです。
小さい寸法の玉ではどちらも派手さの甲乙はつけられませんが、5号玉(15cm)以上は大きくなるほど、日本の
花火の精巧で華麗な表現力が顕著に現れます。
また、日本の花火師は和紙を巧みに利用して、二重、三重に同心円(芯入花火)をつくる技術を完成しました。どこから見ても真ん丸で色の変化と消え際のよさ、という究極の調和美を完成させたのは、日本人の持つ
美意識と職人気質の成果といえましょう。文字どおり先人を含む多くの花火師の血と汗と知恵の結晶です。
最近では四重芯、五重芯にも挑戦しており、日本の花火師達の芸術的探究心に限りはありません。
当社ツアーでは安全運転に徹しておりますが、ご乗車頂くお客様の安全を第一に考え、従来からのシートベルト着用のご案内に加え、乗務員による目視確認を実施してまいります。
座席でのシートベルトは着用義務化となっておりますので、ご乗車の際は備え付けのシートベルトをご着用くださいますようお願いいたします。
花火大会ツアー 添乗員「旅日記」
過去に開催したツアーの様子をちょっとだけご紹介します。