さあ、いよいよ雪道ドライブ。
安全に、楽しく快適なドライブのために、覚えておくことを確認しましょう。
車に乗る前にここを確認
普段は何気なく車に乗り込みますが、雪国では要注意。運転する前に、靴についた雪はよく払っておきましょう。雪のついたままの靴だと、アクセルやブレーキの感覚が異なるばかりか、足が滑ってペダルを踏み外し、思わぬ危険を招くこともあります。
急発進・急ブレーキなど急の付く運転は厳禁!
雪道は滑りやすいとは分かっていても、ついついいつもどおりに運転してしまうもの。発進、加速、巡航、停止、すべての段階で「急」のつく運転は禁物です。急発進、急加速、急ハンドル、急停止は、車両の姿勢を崩すきっかけになってしまいます。
現地に到着したらここに注意!
目的地に着いたら、積雪に備えてワイパーを立てておきましょう。
ワイパーを立て忘れると、フロントガラスの雪かきがしにくいばかりか、ワイパーゴムがフロントガラスに凍りついて、はがすのが大変になることも。
翌日の朝は、雪かきがあることを踏まえて、早めに出かけましょう。
発信前の「雪かき」8つの手順
1.運転席側のドアと屋根の雪を払ってからドアを開け、エンジンをかけ、デフロスター、リア熱線をONに
ドア上部の屋根の雪は、払っておかないとドア開け時に車内に雪が入り込んでしまいます。
2.屋根前方の雪をざっと払う
最低でも走行中に、フロントガラスに雪が落ちて視界がさえぎられる心配がないくらいは雪を落としましょう。
3.前席左右の窓の雪と霜を払う
4.フロントガラスの雪と霜を払ってワイパーを戻す
5.リアガラスの雪と霜を払う
6.操舵時にタイヤに干渉しないくらい、前輪のホイールハウスの雪を払う
7.車両前方の道路の雪かきをする
8.運転席に乗り込み、視界が確保されたことを確認して出発。
冬の北国はここに注意!
市街地
停止線付近は、ブレーキ・発進が繰り返し行われているため、路面がツルツルになっていることが多いようです。停止線を示す標識より少し手前で止まる気持ちが大切。また、先行車がいる場合には、車間距離を多めに開けて止まる心構えを忘れずに。発進時は、滑って止まりきれなかった車が横から来ることもあるので、青になっても一呼吸置いて発進するようにしましょう。ツルツルの停止線付近から発進するより、停止線より少し手前から発進するほうが楽です。
坂道
雪道の坂道が怖いのは、車の荷重が4つのタイヤに均等にかからなくなるため。 登り坂では前輪の負荷が軽くなり、ハンドル操作や駆動に影響します(FFの場合)。一方、下り坂では、後輪の負荷が軽くなるので、車両のお尻が振られやすくなります。そこで、登り坂では途中で止まらずに、できるだけ一気に登りきるようにしましょう。停止してからの再発進は、ゆっくりとゆっくりと、丁寧にアクセルを踏み込んで発進するようにしましょう。逆に、下り坂では細心のハンドル操作とブレーキ操作が必要です。ちょっとしたハンドル操作でも、後輪の接地が弱いために、横滑りする恐れがあります。
トンネル・橋
路面状況が変わるトンネルに注意しましょう。雪の積もっていないトンネル内は、つい気が緩んで速度を出しがち。スピードを出しすぎないよう注意しましょう。
速度を出したままトンネルを出ると、そこは雪道。トンネル内で濡れたタイヤで飛び出すと、急な路面変化によって車両の姿勢を崩してしまうことがあります。
また、トンネルで入り口付近は、解け出した雪が凍結していることも考えられます。雪、氷、ウェットとさまざまな路面状態にさらされる滑りやすい場所である、という認識が必要です。
雪道ドライブのすすめ
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