東京・両国国技館で開催
大相撲一月場所

マス席観覧プラン
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大相撲「一月場所」大相撲 観戦チケット付プラン!

通常は抽選でしか買えないプレミアムチケットを限定販売!両国国技館で開催となる大相撲一月場所を観戦する特別プランです。英語ガイド付プランは訪日外国人推奨の両国ガイド付きプランとなります。

座席確保済み!一月場所初日から千秋楽まで観戦プラン!

大相撲観覧の醍醐味!国技館で大相撲1月場所を観戦する、プレミアムプラン!今年1年をうらなう大相撲初場所を観戦しよう!英語ガイド付プランは訪日外国人推奨の両国ガイド付きプランとなります。

大相撲一月場所(大相撲初場所)

会場

両国国技館(東京都墨田区横網1丁目3-28)

番付発表

令和6年12/23(月)

初日

令和7年1月12日(日)

千秋楽

令和7年1月26日(日)

お客様の声

大相撲九月場所観戦ツアーにご参加のお客様

男性
50代

3回目の相撲観戦でした。
升席が狭めなのは仕様なので仕方がないですが、お土産付は初めてなので興奮しました!テレビ中継ではあまり見られない十両の取り組みからのんびり観戦できたし、休憩時間には国技館を散策してお土産や応援グッズを購入できたりと、大満足でした。

大相撲九月場所観戦ツアーにご参加のお客様

女性
30代

初めての相撲観戦、楽しかったです!
広い館内で自分たちの席がわかるか心配でしたが、升席まで係の方(後でしらべたところ「若い衆」というのですね)が案内してくださったので、迷う事なく自分たちの席まで行けました。タイミングの問題なのか売店がどこもとても混んでおり、食事を買うのも一苦労といった感じでしたので、もとからお土産としてセットに食事が含まれ、会場で並ばず貰えるのがよかったです。

大相撲九月場所観戦ツアーにご参加のお客様

女性
60代

元々はあまりお相撲自体には興味が無かった私ですが、それでも話には聞いたことがある升席!という事もあり、中々経験出来ない事だと思ったので、参加させて頂きました。
升席と呼ばれるVIP席。席まで案内頂いた担当の方から渡された、紙袋一杯のお土産(これにもびっくり!)その中にあるお弁当を食べながらの観覧が、相撲観覧歴のある方と同席いう事もあり、次第にヒートアップしていってとても興奮しながらの観覧となっていきました。普段、中々見られない生観覧、それも升席で観覧させて頂いてとても楽しい経験をさせて頂きました。

大相撲九月場所観戦ツアーにご参加のお客様

女性
20代

相撲観戦はとても楽しい体験でした。まず、会場に入るとスタッフの方がお土産を運んでくださり、席まで案内してくれましたので、VIPのような気分でした。お土産の量が本当に多く、感動しましたが、荷物を置くスペースがなく、もともとあまり広くない4人席がさらに狭く感じられたのが唯一のマイナスポイントかもしれません。試合自体はとても面白く、素晴らしいものでした。

大相撲九月場所観戦ツアーにご参加のお客様

女性
50代

最近の大相撲は観ていなかったので、人気の力士がわからなかった。以前に比べてお土産の質が下がったような気がした⤵。観戦客のマナーは良くなったと感じた。(座布団投げたりしないとか)⤴ 応援のやり方が販売されているタオルを広げて土俵の力士に見えるように振っていたのは良いと思った。

大相撲九月場所観戦ツアーにご参加のお客様

男性
50代

若貴曙時代からテレビでずっと見ていた国技館にこんな機会で見れるなんて!しかも升席でお土産お弁当付きで見れて光栄でした!難点は身体が大きいので升席4名で男性2名並ぶと狭く、脚も攣ってしまうので何度も国技館内散歩してました。

大相撲九月場所観戦ツアーにご参加のお客様

男性
30代

相撲は今までテレビで父親が見ていたので、なんとなく一緒に見ていただけだったのですが、今回初めて両国国技館で観覧できて、生で見ると迫力が全然違い、圧倒されました。 また、テレビ中継ではコマーシャル等で放送されない部分も生の観覧では全てを見ることができるので、ぜひ見に行ったことがない方にも一度見ていただきたいです! Vipツアーでは、お土産やお弁当も盛りだくさんでした。本当に良い思い出になりました。

千秋楽には打上パーティ参加の特別ツアーも!!

大相撲の本場所最終日の夜に開催される九重部屋の祝賀会「九重部屋千秋楽パーティー」&都内車窓観光オープンバスの特別ツアーも開催!

大相撲観戦の魅力

実際に生で観てみないとわからない!大迫力の大相撲。テレビでは味わえない力士の息遣いや、立会い時に力士同士がぶつかる音、人気力士への大歓声など大相撲観戦は迫力&臨場感が満点。国技館名物の焼鳥に代表されるグルメやお土産など、観戦以外にも楽しみがいっぱいです。

大相撲の観戦ポイント

大相撲を観戦するのに知っておきたい豆知識をご紹介。ちょっと蘊蓄を知っているだけで観戦時の深みが変わってきます。

1500年以上続く撲の歴史

日本の国技でもある相撲の起源は神話の時代まで遡り、力くらべがはじまりの形と言われています。
その年の農作物の収穫を占う祭りの儀式として毎年行われるなど、宮中行事として300年ほど続いたのち、戦国時代には武士の訓練としての相撲が行われました。その後、江戸時代に入ると勧進相撲が行われるようになるなど、相撲が興行化され、現在の大相撲の基礎ができていきました。現在、スポーツとしての形が整えられ、多くの人から愛される大相撲。会場では、そんな相撲の長い歴史や伝統文化としての一面を間近で体感することができます。

横綱土俵入り

綱土俵入り

力士たちが土俵にあがり、顔見せの役割もある土俵入り。十両や幕内の土俵入りとは別に実施される「横綱土俵入り」では、一味違った神聖な儀式を目にすることができます。
行司の先導で、化粧廻しの上に綱を締めた横綱が、「露払い」と「太刀持ち」という2人の力士を従えて、花道を抜けながら土俵に上がり、柏手を打った後に横綱は足を高くあげて四股を踏んでいきます。
土俵入りの型には「雲龍型」と「不知火型」の二種類があります。

雲龍型(雲竜型)とは?

雲竜型は、四股を踏んでから腰を上げていく「せり上がり」際に、左手を胸付近に当てて右腕を伸ばすのが特徴です。攻めと守りの両方を兼ね備えた「攻防兼備の型」で、綱の結び目の輪は1つです。第10代横綱雲龍が始まりとされていますが実際は第20代横綱梅ケ谷の華麗な型が基になっています。

不知火型(しらぬいがた)とは?

不知火型は、四股を踏んでから腰を上げていく「せり上がり」際に、両腕を左右にいっぱいに伸ばし攻めの姿勢を表すのが特徴の「攻撃的で豪快な型」で、綱の結び目の輪は2つです。11代目横綱を免許された不知火光右衛門が始めた型といわれています。

観戦時のNG行為!座布団の舞(ざぶとんのまい)※投げ纏頭(なげはな)

テレビ中継などで観客が土俵に向けて座布団を放り投げる様子(座布団の舞(ざぶとんのまい))を見たことがあるかもしれませんが、座布団を投げる行為は禁止されているので絶対に止めましょう。
座布団の舞は、大相撲の取組において横綱が格下の力士に負ける「番狂わせ」が起こった際にするもので観客が土俵に向かって自らの座布団を投げる行為で、以前は平幕力士が横綱に勝って金星となった時のみでしたが、後に三役級(小結、関脇、大関)の力士が横綱を破った時であっても投げられるようになりました。ひいき力士が勝った際に自分の羽織などを投げて祝儀とした「投げ纏頭(なげはな)」という行為の名残とも言われていますが、危険が伴うため現在の大相撲では禁止されています。

おすすめ国技館グルメ

「国技館メシ」の満足度は横綱級!観戦時におすすめの国技館グルメをご紹介します。

国技館 き鳥

国技館 焼き鳥

国技館大相撲観戦の名物と言えば国技館の地下で実際に焼いている自家製焼鳥。鶏は2本足で立ち、手をつかないことから相撲界では縁起物とされてきました。
冷めてもおいしく食べられる、秘伝のたれと独自の製法で焼き上げた自家製焼鳥です。
大相撲を見ながら食べるも良し、お土産として持ち帰って食べるも良し!

フトクリーム

国技館カフェ

国技館2階のカフェで販売されているソフトクリームは、場所ごとに違う味を提供してくれるので毎回必ず食べさせられてしまう定番スイーツ。
外国人観光客にも人気のカフェは行列必至ですが、おしゃれなグルメなら国技館カフェ一択。
相撲の熱気のせいなのか、関係者もこぞって買いに来る謎の人気ソフトクリームです。

国技館ゃんこ

国技館ちゃんこ

本場所開催中なら、国技館ではちゃんこも食べることができます。
座席に持ち込むことはできませんが、本場所がない時に力士たちも研修等で使用することがある「地下の広間」で食べることができ、リーズナブルに本物の味が楽しめます。
ランチ、開場直後はやや混雑するので、十両土俵入り前の~2時ころがねらい目!

大相撲の

相撲観戦である程度知っておきたいのが「番付」。力士それぞれの階級を表し、毎場所ごとに入れ替わるため、観戦の際にはある程度把握しておきたいものです。順番を知っていればその場所の勝敗によって番付げ動くのか予想することもできるので、大相撲観戦の楽しみがまた1つ増えます。

番付とは?

番付は力士の力を階級で示したもので、いわば力士の強さランキングです。常に一定の番付が与えられるわけではなく、毎場所変動します。
力士の力と先場所のコンディションの良さなどで大きく左右されるため維持が難しいのも事実で、先場所が幕下であっても今場所からは十両になることもあり得ます。

番付表

番付の順番と種類

番付は大きく「幕内」「十両」「幕下」「三段目」「序二段」「序の口」の6つの階級で構成されています。その中でも最上位の「幕内」は更に「横綱」「大関」「関脇」「小結」「前頭」の5つの階位に分類されるので、合計10種類の番付があります。

番付 定員
階級 階位
幕内 横綱(最上位)
大関(三役)
関脇(三役)
小結(三役)
前頭(筆頭~最大十八枚目※) x「東・西」
42名
十両 筆頭~十四枚目 x「東・西」 28名
幕下 筆頭~六十枚目 x「東・西」 120名
三段目 筆頭~九十枚目 x「東・西」 200名
序二段 階位なし 定員無し
序の口 階位なし 定員無し

※幕内の定員が42名となり、そこから横綱や三役の人数を除いた人数が前頭となります。大関(あるいは横綱)・関脇・小結は最低でも2人ずつ置かねばならないため、前頭の最大数は東西18枚となります。

土俵入り

幕内

土俵入り=15:40頃|横綱土俵入り=15:55頃|取組開始=16:10頃

大相撲の番付最上位の幕内は、やはり一番盛り上がる取り組みです。
基本的に16時過ぎから取り組みが開始となり、観戦者も増え会場のボルテージも最高潮になります。幕内には、「横綱」を筆頭に、「大関」「関脇」「小結」の三役と「前頭」の、合計5つの階位があります。

横綱(最上位)

「横綱」は力士界のトップにあたり、一度昇格すると下がることはありません。横綱になると幕内の取り組みが始まる前に横綱土俵入りが行われ、「よいしょ!」の掛け声で会場が盛り上がります。

大関(三役)

横綱の次に力のある力士で、三役の中では最も階級が上の番付です。横綱とは違い、昇格しても負け越しが続くと関脇へ下がる可能性があります。

関脇(三役)

大関の次に力のある力士です。関脇も大関と同様に、場所の結果によっては降格か現状維持が決まります。三役の中間に位置し、千秋楽には大関や小結とともに揃い踏みをします。

小結(三役)

三役の一番下の位です。関脇と同じように勝敗や負け越し・勝ち越しによって、降格・現状維持・昇格が大きく関係してきます。三役の肩書のプレッシャーで昇格しても思うように力を発揮できない力士もいるため現状維持が難しい地位でもあります。

前頭(平幕)

前頭以上になると幕内となり、幕内の入口ともいえる地位です。上位より前頭「筆頭」(最上位は一枚目ではなく筆頭と呼びます。)~前頭「十八枚目※」まで階位があります。
前頭では横綱から勝利を勝ち取ると金星に数えられ、金星は引退するまで継続的にボーナスが加算されます。

何枚目

階級内での順位を分かりやすく示したもので、数字が小さくなるほど、上位となります。1位に位置する力士は「筆頭」と呼び、以下は「二枚目」から順に数字が大きくなります。

東と西

東と西は同じ枚数の中でさらにどちらが上であるのかを決めるためのもので、東の方が上となります。例えば「西前頭五枚目」「東前頭五枚目」では、東前頭五枚目の方が上の序列となります。

十両

土俵入り=14:15頃|取組開始=14:35頃

十両は「関取」として認められ、大銀杏を結えるようになる地位です。土俵入りに必須の化粧回しを付けられるのも十両から。14時15分頃から土俵入りをし14時半頃より取り組みが開始となります。十両になると付人によるサポートを受けられるようになり、取り組みの控え中には座布団を敷ける様になるのも特徴の1つです。

幕下

取組開始=三段目取り組み終了後より

十両以上は基本的に一場所で15番の取り組みが行われる一方で、幕下は合計7番で勝ち越しや負け越しを決めます。
15日間すべてに日程に取り組みが組まれていないため、取り組みは基本的に1日おきの間隔です。ただし休場する力士がいる場合は、例外として8番組まれることもあります。

三段目

取組開始=序二段取り組み終了後より

三段目も幕下と同様に例外を除いて一場所7番が組まれています。雪下駄を履けるのは三段目からとされ、多くの力士は雪下駄を目標に日々鍛錬していると言われています。

序二段

取組開始=序の口取り組み終了後より

下から2番目の階位が序二段です。序二段になると、羽織を着れます。

序の口

取組開始=09:30頃

大相撲では一番下の階位です。序の口になると、番付に名前が載ります。

番付外(前相撲)

取組開始=09:30頃

まだ、番付表には記載されない力士です。大相撲では「前相撲」と呼ばれる取り組みとなり、序の口の前に行われます。なお、番付に入っていた力士も、怪我などで休場が続くと、番付外まで落ちてしまいます。

番付表の「蒙御免」(ごめんこうむる)とは

番付表

番付表のど真ん中にある「蒙御免」の文字は、「ごめんこうむる」と読みます。
御免とは、今でいう「許可」の事。蒙るは「いただく。たまわる。」などの意味があり、許可を得て興行を行っているということを表しています。

由来は江戸時代初期までさかのぼり、当時、相撲は「勧進相撲*」として開催されており、その頃から民衆の人気は高く多くの人と寄附が集まりました。ただ、人気のあまりエキサイトしてしまう見物客の喧嘩や争いが、頻繁に起きたことから、幕府は勧進相撲を禁止しました。
相撲を生業としていた人たちや寺社は繰り返し幕府に興行許可を願い出て、幕府もついにはその熱意に折れ勧進相撲の開催を認めることとなりました。
相撲の興行は、寺社奉行の管轄となり、興行主は「蒙御免」と書いた高札を立て、許可を受けたことを広く知らしめました。その名残が今の番付表に残っており、真ん中に「蒙御免」の文字が書かれています。

*勧進=寺社や橋などの建立、修繕費用を集めるための寄付を募ること。そこから勧進相撲とは寄付を集めるための相撲興行となります。

大相撲のまり手

相撲で仕掛けた力士によって勝ちが決まったときの「技」を「決まり手」と呼びます。現在は全部で六種類八十二手と決められていますが、他にも非技という 五つの勝負結果があります。

決まり手八十二手

決まりての種類

決まり手の82手は「基本技」「投げ手」「掛け手」「反り手」「捻り手」「特殊技」6種類に分けられます。この82手以外に「非技」(決まり手(技)以外の勝負結果)が5つあり合計で「87」の勝負結果があります。

突き出し(つきだし)

相手の胸や肩など手のひらで強く突っ張って土俵の外へ出して勝つことを言います。相手を突き出すには、手の力だけでなく、同時に鋭い出足が必要です。

突き出し
突き倒し(つきたおし)

土俵の内外に関係なく相手の体を手のひらで強く突っ張って倒して勝つことを言います。相手が倒れないで土俵の外に出た場合の決まり手は「突き出し」になります。

押し出し(おしだし)

両手又は片手を筈(はず:親指と他の4本の指をY字に開くこと)にして、相手の脇の下や胸に当て、土俵の外に出して勝つことを言います。相撲の中でも全ての基本となる技です。

押し出し
押し倒し(おしたおし)

土俵の内外に関係なく両手又は片手を筈にして、相手の体を押し、倒して勝つことを言います。相手が倒れないで土俵の外に出た場合の決まり手は「押し出し」になります。

押し倒し
寄り切り(よりきり)

相手に体を密着させて前か横に進んで土俵の外に出して勝つ技です。

寄り切り
寄り倒し(よりたおし)

相手に体を密着させて前に寄って出ます。その後、体を密着させたまま相手に体を預け、倒して勝つ技です。

寄り倒し
浴びせ倒し(あびせたおし)

相手が体を弓なりに反らしたり、腰がくだけて体勢が低くなったときに、自分の全体重を相手にのしかかるように預け、つぶすように倒して勝つ技です。

上手投げ(うわてなげ)

四つに組んだときに、相手の差し手の上(上手)から廻しを取って投げる技です。右上手から投げれば「右からの上手投げ」と言います。相手が倒れなくとも、その投げによって相手が土俵の外に出れば、決まり手は「上手投げ」となります。

下手投げ(したてなげ)

四つに組んだときに、相手の差し手の下(下手)で取って投げる技です。右下手から投げれば「右からの下手投げ」と言います。相手が倒れなくとも、その投げによって相手が土俵の外に出れば、決まり手は「下手投げ」となります。

小手投げ(こてなげ)

相手の差し手を外側から抱え込み、上から押さえつけるようにして相手を投げる技です。相手に差されて寄られた時に逆転する技であり、廻しを取らずに強引に投げる技なので相手から反撃に遭うことも多い技です。

小手投げ
掬い投げ(すくいなげ)

まわしを取らずに差し手を返し、相手のわきの下からすくうように投げる技です。

上手出し投げ(うわてだしなげ)

上手まわしを取ったひじで相手の差し手を極め、廻しを取っていない方の足を引いて体を開き、押し出すように相手を前に投げ倒す技です。決まると相手は引きずられるようになり、土俵に這うように倒れます。

上手出し投げ
下手出し投げ(したてだしなげ)

下手まわしを引き脇を締め、下手と反対の足を引いて体を開き、押し出すように相手を前に投げ倒す技です。決まると相手は引きずられるようになり、土俵に這うように倒れます。

下手出し投げs
腰投げ(こしなげ)

組み手の上手、下手にかかわらず、深く腰を入れて相手の体を自分の腰に乗せ、相手を投げる技です。まわしを取らないで投げることもあり、腰に乗せて投げて勝てば「腰投げ」となります。

首投げ(くびなげ)

左右どちらかの手で、相手の首を巻きつけ、腰を入れて体をひねりながら相手を巻き込むようにして投げる技です。相手に両差しを許して廻しを取れないまま、土俵際に追い詰められた時に逆転を狙う捨て身の技でもあります。

首投げ
一本背負い(いっぽんぜおい)

前に出てくる相手の片腕を両手でつかみ、相手のふところに入って肩にかつぎ、前に投げ倒す技です。体重差があると相手に潰されてしまう場合もあるので、あまり見ることの出来ない大技です。

二丁投げ(にちょうなげ)

四つに組み、右(左)足を相手の、右(左)足のひざの外側に掛けて、吊っておいて払うように投げる技です。「二丁」とは、「二本足」のことで、うまく決まれば相手の両足がまとめて払われるので、相手の体が宙で1回転する大技です。

二丁投げ
櫓投げ(やぐらなげ)

四つに組み、相手のまわしを十分に引きつけて、自分の片足のひざか股を相手の内股に入れ、その足に相手の体を乗せるように吊り気味に持ち上げてから振るように、投げ落とす技です。両力士の力の差が大きくないと見られない大技です。

掛け投げ(かけなげ)

四つ身の攻防のなかで、片足を相手の内股に入れて掛け、跳ね上げながら投げて勝つ技です。返し技として相手の外掛けを内側から跳ね上げて投げる場合もあります。

掛け投げ
つかみ投げ(つかみなげ)

上手で相手の後ろまわしをつかみ、相手の体を宙に浮かせて、つかみ上げた後方に投げる技です。よほど腕力のある力士でないと出来ない大技で、滅多に出ない珍しい技です。

内掛け(うちがけ)

自分の右(左)足を相手の左(右)足の内側に掛けてその足を引き、相手の重心を失わせ仰向けに倒す技です。

内掛け
外掛け(そとがけ)

自分の右(左)足を相手の左(右)足の外側から掛けてその足を引き、後ろに倒しす技です。相手が吊ろうとしたり投げを打とうとして膝が伸びた瞬間に、出来るだけ足首に近い位置にかけると綺麗に決まります。

外掛け
ちょん掛け(ちょんがけ)

自分の右(左)足のつま先を相手の右(左)足のかかとに内側から掛けて手前に引き、上体を反らして相手を横か後ろにひねり倒す技です。足を掛ける形が材木の荒削りに使う「手斧(ちょうな)」に似ているところが名前の由来です。

切り返し(きりかえし)

左(右)からの場合は、相手の右(左)ひざの外側に自分のひざを当てて、後ろにひねるように倒す技です。「外掛け」とは違い、相手の膝に足をかけず、また自分の足は土俵につけたままなのがこの技です。

切り返し
河津掛け(かわづがけ)

自分の右(左)足を相手の左(右)足の内側に掛け、跳ね上げながら同時に相手の首などを抱え込んで体を反って後ろに倒す技です。同時に倒れても必ず相手の体の方が下になる必殺技です。

河津掛け
蹴返し(けかえし)

いきなり相手の右(左)足首を自分の右(左)足の裏で内側から外に蹴りながら、同時に体を開いて相手の肩を叩いて前に落とすように倒す技です。

蹴手繰り(けたぐり)

立ち合いの瞬間、体を開いて相手の足を内側から外に蹴り、肩などを叩くか、手をたぐって前に倒す技です。

蹴手繰り
三所攻め(みところぜめ)

相手の右(左)足を「内掛け」か「外掛け」して、左(右)足を手で掬い、頭で相手の胸を押して、仰向けに倒す技です。「内(外)掛け」、「足取り」、「押し(寄り)」の三つの技で相手の両足と胸の三箇所を攻めるので、この名前がつきました。

三所攻め
渡し込み(わたしこみ)

相手のひざか太ももを片手で外側から抱え込んで内へ引き、もう一方の手で相手を押し込み、体をあずけて相手を倒す技です。

渡し込み
二枚蹴り(にまいげり)

相手の体を吊り上げ、右(左)足で相手の左(右)足のくるぶしのあたりを外側から蹴って、蹴った足の方へ倒す技です。「二枚」とは足の膝から足首の部分の外側のことを言います。

小股掬い(こまたすくい)

投げや「引っ掛け」を打ち、相手が残そうと前に出した右(左)足を、右(左)手で外側から掬い上げて相手を仰向けに倒す技です。

小股掬い
外小股(そとこまた)

投げや「引っ掛け」を打ち、相手が残そうと前に出した右(左)足を、右(左)手で外側から掬い上げて相手を仰向けに倒す技です。

外小股
大股(おおまた)

投げや「引っ掛け」を打ち、相手が小股を掬われるのを避けて、反対側の足を出したとき、その遠い方の足を、内側から掬って相手を仰向けに倒す技です。

褄取り(つまとり)

相手の体の横につくようにして、前に泳いだ相手のつま先を取って、後ろに引き上げて相手を倒す技です。技の名前はつま先の「つま」からきています。

小褄取り(こづまとり)

褄取りに似ていますが、この技はつま先ではなく、相手の足首の正面から掴んで引き上げて倒す技です。

足とり(あしとり)

相手の下にもぐり込み、両手で相手の片足を抱えて倒すか、土俵外に出す技です。小柄な力士が得意技としています。

足とり
裾取り(すそとり)

相手に投げを打たれたとき、こらえながら一方の手で相手の足首を外側から取って倒す技です。相手の足首が着物の裾の位置にあたることから、この名がつきました。

裾払い(すそはらい)

「出し投げ」や「引っ掛け」を打ったとき、相手が残そうとして右(左)足を前に出したとき、後ろから左(右)足を払って、相手を倒す技です。

居反り(いぞり)

腰を低く落とし、相手が上にのしかかるようにしてきたとき、両手で相手のひざのあたりを抱えるか、押し上げて後ろに反って相手を倒します。滅多に見られない大技です。

居反り
たすき反り(たすきぞり)

相手の差し手のひじを抱えて、その腕の下をもぐり込んで腰を落とし、一方の手で相手の足を内側から取って、たすきを掛けるようにして相手を後ろに反って倒す技です。

外たすき反り(そとたすきぞり)

相手の差し手を抱え、上からもう一方の手を相手の差し手の方の内股に入れ自分の体を反らせて倒す技です。

掛け反り(かけぞり)

相手の差し手のわきの下に自分の頭を入れ、足を踏み込んで切り返すように後ろへ倒すか、「外掛け」で反り倒す技です。

伝え反り(つたえぞり)

相手の脇の下をくぐり抜けながら自分の体を後ろに反らせて、相手を倒す技です。

撞木反り(しゅもくぞり)

「たすき反り」と同じ形で入って、相手を肩にかつぎ上げてから後ろに反り倒して勝つ大技です。

突き落とし(つきおとし)

片手を相手のわきの下か脇腹にはずに当て、体を開きながら相手の重心を傾けさせ、斜め下に押さえつけるように倒す技です。

巻き落とし(まきおとし)

相手の出る反動を利用してまわしを取らないで、差し手で相手の体を抱え、巻き込むようにして横にひねり倒す技です。突き落としに似ていますが下手から巻き込んでいるかで決まり手が変わります。

とったり(とったり)

突き押しの攻防や差し手争いのなかで、相手の片腕を両手で抱え取り、体を開いて手前にひねり倒す技です。

とったり
逆取ったり(さかとったり)

「とったり」を打たれたとき、取られた腕を抜くようにして腰をひねり、逆に相手を倒すカウンター技です。「とったり」を逆に打ち返すので、この名前がつきました。

肩すかし(かたすかし)

差し手で相手の腕のつけねを抱えるか、わきに引っかけるようにして前に引き、体を開きながらもう一方の手で相手の肩などを叩いて引き倒す技です。

肩すかし
外無双(そとむそう)

差している右(左)手を抜き、その手で相手の右(左)ひざの外側を払いながら、左(右)手で相手の右(左)差し手を抱えてひねり倒す技です。

外無双
内無双(うちむそう)

相手の内ももを下から手で払い、体をひねって相手を倒ま技です。相手の膝の外側から払うようにするのが外無双です。

内無双
頭捻り(ずぶねり)

相手の肩か胸に頭をつけて食い下がり、相手の差し手を抱え込むか、ひじをつかんで手と首を同時に捻りながら倒す技です。頭を使って相手を捻り倒すことから頭ひねりといい、これがナマって「ずぶねり」になりました。

頭捻り
上手捻り(うわてひねり)

相手の上手まわしを取り、その上手の方へ捻って相手を倒す技です。

下手捻り(したてひねり)

差し手でまわしを引き、まわしを取った下手のほうから、ひねって相手を倒す技です。上手投げとの合わせ技になる場合が多いのも特徴です。

網打ち(あみうち)

相手の差し手を両手で抱え、体を上手の方に開いて後ろへ振り切るようにひねり倒す技です。きれいに決まると網を引く姿に似ているので、この名前がつきました。

網打ち
鯖折り(さばおり)

外側から相手の腰を両まわしか両手で引きつけて、上からのしかかるようにして相手の腰を下につぶして、膝をつかせる技です。

鯖折り
波離間投げ(はりまなげ)

右手で上手を取る場合、右手を相手の頭の上から回して相手の右腰のまわしを取り、右の方に捻りながら引き、振り回すように投げる技です。

合掌捻り
大逆手(おおさかて)

大きく肩越しに相手の上手を取り、身体を反らずに、つかんだ腕の方向に投げる技です。

腕捻り(かいなひねり)

相手の片腕を両手で抱え、外側にひねって倒す技です。小手捻りと似ていますが、上手や下手を取らないのが「腕捻り」、片方の手で上手又は下手を取るのが「小手捻り」となります。

腕捻り
小手捻り(こてひねり)

相手の腕をかかえ、かかえた方へ捻り倒す技です。腕捻りと似ていますが、上手や下手を取らないのが「腕捻り」、片方の手で上手又は下手を取るのが「小手捻り」となります。

合掌捻り(がっしょうひねり)

相手の首の背側で両手を組んで左右どちらかにひねり倒す技です。相手の体の後ろで両手が合掌する形になるので、この名前がつきました。

合掌捻り
徳利投げ(とっくりなげ)

相手の首・頭を両手ではさんで左右に捻り倒す技です。首や頭を徳利の首に見立てたところから、この名前がつきました。

首捻り(くびひねり)

片手で相手の首を巻き、一方で相手の差し手をつかみ、左右のどちらかへ相手をひねり倒します。劣勢に回った時の逆転技です。

引き落とし(ひきおとし)

相手の腕を引いたり、肩を手前に引いたりして相手を自分の手前に引き倒す技です。前まわしをつかんで引くこともあります。

引き落とし
引っ掛け(ひっかけ)

相手が突いてくるか差してくるかしたとき、その腕を一方の手で内側から、もう一方の手で外側から引っ掛けるようにして体を開き、相手を前に落とすか土俵の外に飛び出させる技です。

引っ掛け
叩き込み(はたきこみ)

相手が低く出てきたとき、体を開きながら片手または両手で相手の肩、背中、腕などを叩いて落とす技です。

叩き込み
素首落とし(そくびおとし)

相手の首または後頭部を、手首または腕でたたき落とす技です。

素首落とし
吊り出し(つりだし)

両まわしを引きつけ、腰を入れて相手の正面から体を吊り上げて土俵外へ出す技です。まわしを取らずに相手を抱えて吊るときもあります。

叩き込み
送り吊り出し(おくりつりだし)

相手の後ろに回り、相手の身体を持ち上げてそのまま土俵外へ吊り出す技です。

吊り落とし(つりおとし)

正面から相手の体を吊り上げて、その場に落として倒す技です。

吊り落とし
送り吊り落とし(おくりつりおとし)

相手を後ろから吊り上げて、その場に落として倒す技です。

送り出し(おくりだし)

相手の後ろに回り、押すか突いて土俵外に出す技です。土俵内で倒すと「送り倒し」になります。

送り出し
送り倒し(おくりたおし)

相手の後ろに回って押すか、突くかして土俵内で倒す技です。倒さずこのまま土俵の外に押し出せば「送り出し」になります。

送り投げ(おくりなげ)

相手の後方から投げ倒す技です。この時の投げの種類は問わず、相撲では後ろからの投げは全て「送り投げ」となります。

送り掛け(おくりがけ)

相手の後方から足を掛けて倒す技です。この時、外掛け・内掛けは問いません。足を掛けずに相手を倒せば「送り投げ」又は「送り倒し」となります。

送り引き落とし(おくりひきおとし)

相手の後方で自分の手前に引き倒す技です。この時、相手の廻しに手が掛かっていてもいなくても構いません。

打っ棄り(うっちゃり)

土俵際に寄り詰められたとき、腰を落とし体を反って相手の体を腹に乗せ、左右にひねるようにして土俵外に投げ捨てる技です。土壇場で劣勢を逆転する起死回生の技です。

打っ棄り
極め出し(きめだし)

相手の差し手、首、肩の関節を極めて動きを封じ、そのまま土俵外に出して勝つ技です。相手の両腕の関節を締め付ける事を「閂(かんぬき)」と呼びます。

極め出し
極め倒し(きめたおし)

相手の差し手、首、肩の関節を極めて動きを封じ、関節をしめつけながら相手を横に振り倒す技です。相手が倒れず土俵の外に押し出されれば「極め出し」となります。

後ろもたれ(うしろもたれ)

相手に背を向け、もたれこむようにして相手を土俵から出したり倒したりして勝つ事を言います。意識してかける技というより、流れの中で偶然決まる技と言えます。

後ろもたれ
呼び戻し(よびもどし)

相手の体をふところに呼び込んで、反動をつけるようにして差し手を返し、前に突きつけて相手を倒す技です。別名「仏壇返し」とも呼ばれています。

呼び戻し
割り出し(わりだし)

四つに組んで、片方の手で相手の二の腕をつかむか、はずに当ててもう一方の手を上手か下手でまわしを取るか、小手に巻いて寄り切って勝つのが割り出しです。足がついていくと押し出しや寄り切りにされる場合があります。両力士の体が割れたように離れるのでこの呼び名になりました。

勇み足(いさみあし)

相手を土俵際に詰めながら、勢い余って自分の足を先に土俵外へ出してしまい、相手に勝ち星を与えてしまう事です。

腰砕け(こしくだけ)

相手が技を仕掛けていないのに、体勢を崩して腰から落ちてしまい、相手に勝ち星を与えてしまう事です。

つき手(つきて)

相手の力が加わら無い状態で自分の手を土俵についてしまい、相手に勝ち星を与えてしまう事です。

つきひざ(つきひざ)

相手の力が加わら無い状態で自分の膝を土俵についてしまい、相手に勝ち星を与えてしまう事です。

踏み出し(ふみだし)

相手の力が加わら無い状態で自分の足が土俵の外に出てしまい、相手に勝ち星を与えてしまう事です。

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