エジプト・アラブ共和国─ エリアガイド ─
エジプト・アラブ共和国の基本情報
※2025年11月現在の情報です
- 正式名称
- エジプト・アラブ共和国(Arab Republic of Egypt)
- 国旗

- 現地紹介
-
エジプト・アラブ共和国は、アフリカ北東部に位置し、国土のおよそ9割を砂漠が占め、ナイル川流域は豊かな農耕地帯が広がっています。
首都はカイロで、古代文明の遺産を背景に独自の文化を築いてきました。経済は観光業が中心で、その他石油・ガス産業、スエズ運河収入などがあります。
エジプトの歴史は、世界最古級の文明が栄えた古代エジプト時代に遡り、紀元前30世紀頃に統一王朝が成立し、ピラミッド建造やヒエログリフ文字の発達など高度な文化が花開きました。中王国・新王国期には国力が拡大し、ラムセス2世やツタンカーメンといった有名な王が登場し、その後、アッシリア、ペルシャ、ギリシャ、ローマなど外部勢力の支配を受け、中世にはイスラム王朝が権力を握りました。 近代に入るとオスマン帝国の影響下に置かれましたが、19世紀にはモハメド・アリ朝が改革を進め、20世紀半ばに共和国として独立を果たし、現在は中東・アフリカ地域の重要な政治・文化拠点の国として重要な役割を果たしています。
観光は、エジプトでもっとも大きな産業であり、見所は多く、ギザの三大ピラミッドとスフィンクスは古代文明の象徴で、多くの旅行者が最初に訪れる名所です。カイロのエジプト考古学博物館では、ツタンカーメンの黄金のマスクをはじめとする膨大な遺物が展示されています。
2025年11月には新たに大エジプト博物館(GEM=GRAND EGYPTIAN MUSEUM)が開館。ルクソールには王家の谷、カルナック神殿など壮大な遺跡群が残っています。アスワンではナイル川の美しい景観、アブシンベル神殿やフィラエ神殿が楽しめ、紅海沿岸のリゾート地シャルムエルシェイクやハルガダではダイビングやリゾート滞在が人気です。
エジプトは古代の遺産と現代文化が交差する魅力的な国であり、歴史・自然・都市文化を一度に楽しめる旅行先として世界中から注目されています。 - 言語
- アラビア語
- 通貨
- エジプト・アラブ共和国の通貨はエジプト・ポンド(EGP)
1エジプト・ポンド=日本円約3.3円(2025年11月現在) - 時差
- 時差は日本よりマイナス7時間(サマータイムはなし)
- パスポート
- 入国時6カ月以上必要。
- ビザ
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必要。事前にエジプト大使館や総領事館、カイロ空港などへの到着時に取得可能です。もしくはオンライン上で申請(クレジットカードで支払うe-Visaの申請はこちら)。
日本のパスポートをお持ちの場合は、滞在日数は30日以内です。
※中国(マカオ・香港除く)のパスポートをお持ちの場合、ビザ申請に本国紹介が必要となります。韓国のパスポートをお持ちの場合は日本と同様です。 - 電圧とプラグ
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電圧は220ボルト/50ヘルツ、プラグはCタイプ(使用場所により異なります。マルチタイプのプラグをお持ち下さい)
- 国際電話
- 国番号+20
- 天気
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エジプトの気候は、主に11月から4月までの温暖な冬と、5月から10月までの暑い夏という、大きく2つの季節に分かれています。
沿岸地帯の気温は、冬の最低気温が14℃、夏の最高気温30℃くらいで、内陸部の砂漠地帯では気温の変化が激しく、特に夏場の夜は7℃から日中43℃にまで達することがあります。冬の砂漠地帯では、夜間には0℃にまで下がることもあります。
※単位:℃気温 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 最高 19 21 24 29 32 35 35 35 33 30 25 21 最低 10 11 13 16 19 22 24 24 23 20 15 12 - 世界遺産
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- メンフィスとその墓地遺跡-ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯(文化遺産・1979年)
- 古代テーベとその墓地遺跡(文化遺産・1979年)
- アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群(文化遺産・1979年)
- カイロ歴史地区(文化遺産・1979年)
- アブ・メナ(文化遺産・1979年・危機遺産)
- 聖カトリーナ修道院地域(文化遺産・2002年)
- ワディ・エル-ヒータン(クジラの谷)(自然遺産・2005年)
- 大使館・観光局
- 危険・スポット・広域情報
- 外務省海外安全ホームページ
エジプト・アラブ共和国の観光情報
ギザの3大ピラミッド
ギザの3大ピラミッド
エジプト古王国時代、紀元前2,500年頃に建造されたエジプトで最も有名なピラミッド群。
ピラミッド建築の頂点とされ、最大規模かつ石積技術の最高水準を誇るクフ王のピラミッド、これに次ぐ大きさで、参道の入口にスフィンクスが鎮座するカフラー王のピラミッド、そしてその3つの中で最も新しく小規模なメンカウラー王のピラミッドの3つが、対角線上に正確に並んでいます。
いずれも内部見学が可能です。
サッカーラの階段ピラミッド(初期)
サッカーラの階段ピラミッド(初期)
エジプト最古のピラミッドと言われており、紀元前2,600年前後に造られたものです。
これより前に造られていたマスタバと呼ばれる日干しレンガ製の四角形の墓を、何段も積み重ねて階段状にしたことが始まりだとされています。
代表的なものは、ジェセル王の階段ピラミッドで、墓の表面には、きれいに磨かれた真っ白な石灰岩が使用され、高さ60mにもなる巨大な建造物です。
メイドゥームの崩れピラミッド
メイドゥームの崩れピラミッド
国土の南東、トロス山脈中の標高2,000mを越えるネムルト山の頂に築かれた特異な陵墓です。
紀元前に栄えた小国コンマゲネノの王、アンティオコス1世の亡骸が眠っていると伝えられており、墓前には5体の神像が並び、地震で転げ落ちた東部が無造作に置かれています。
ダハシュールの屈折ピラミッド
ダハシュールの屈折ピラミッド
紀元前2,500年前後のもで、高さ105mの真ん中の地点で角度が変わっているので、屈折ピラミッドと呼ばれています。
下部の傾斜は52度ですが、上部は43度と傾斜が緩やかになっています。この利用には諸税あり、メイドゥームのピラミッドが崩れたため、最初からこの設計だったなどと言われています。
ダハシュールの赤のピラミッド
ダハシュールの赤のピラミッド
断面が二等辺三角形の真正ピラミッドとしては最古のもので、赤みを帯びた石材を使用しているため、角度によっては赤く見えます。
このピラミッドは屈折ピラミッドを建設したスネフェル王のものとされ、1人で複数のピラミッドを建設したことから、ピラミッドが墓ではないという説も浮上しました。
スフィンクス
スフィンクス
ネメスを付けたファラオの顔とライオンの体を持つ神聖な存在で、王者の象徴である顎鬚を付け、王または神を守護するシンボルとされています。
ギザの3大ピラミッドの前に位置するものは、全長57m、高さ20mで、エジプトで最大かつ最古のものです。
その顔はカフラー王の顔を似せて造られたとも言われていますが、近年の研究でピラミッドより200年ほど古くから存在していたのでは?との指摘もあります。
大エジプト博物館
大エジプト博物館
ギザのピラミッドからほど近くに、2025年11月にオープンした大エジプト博物館(GME=Grand Egyptian Museum)は、世界最大級の古代文明に特化した博物館で、10万点を超える文化財を収蔵しています。
ツタンカーメン王の展示室はテーマによって分かれており、展示品には日本語による説明もされています。
クフ王の太陽の船も展示されおり、様々な豪華な展示品に驚かされます。
考古学博物館
考古学博物館
世界に誇る古代エジプトの秘宝が集まる博物館です。
2階建てでこぢんまりとしていますが、100以上の部屋に12万点もの遺跡を収蔵しています。高価な宝飾品や副葬品、彫刻やひつぎなど、どれも古代のものとは思えないほど美しい品ばかりです。
その輝きは、まるで奇跡を目の当たりにしているかのようです。館内には本物のミイラも展示されています。
ハイライトは、もちろんツタンカーメンの黄金のマスクです。「呪いのマスク」ともいわれたこの若きファラオのマスクは、この世のものとは思えないほど美しく、思わずため息が出てしまうほどです。
ルクソール
ルクソール
ルクソールは、かつてテーベと呼ばれ、古代エジプトの中王国・新王国、そして末期王朝時代の一時期に首都として栄えた古都です。
日が昇る方角であるナイル河の東岸には、カルナック神殿やルクソール神殿など生を象徴する建造物があり、一方、日が沈む方角のナイル河西岸には、死を象徴する王家の谷や王妃の谷などがあります。
西岸に沈みゆく夕陽がナイル河を照らし出すこの絶景に見惚れて、古代の王たちもこの地を安眠の地として選んだのかもしれません。
王家の谷
王家の谷
新王国時代、ナイル河西岸にある岩山の谷に造られた岩窟墓群で、24の王墓を含む62の墓が発見されています。
一部は公開されていて、中に入ることができます。
ハトシェプスト女王葬祭殿
ハトシェプスト女王葬祭殿
エジプト唯一の女性ファラオ、ハトシェプストが造営した葬祭殿。内部の壁面には壁画が残っており、プント(現ソマリア)と貿易を行っていたことがわかります。
メムノンの巨像
メムノンの巨像
新王国時代絶頂期の王アメンホテフ3世の2体の坐像です。坐像の背後にはかつて彼の葬祭殿がありましたが、後の王たちが石材として利用したため、完全に破壊されてしまいました。
ルクソール神殿
ルクソール神殿
アモン大神殿の付属神殿として建立されました。入口には古代エジプト最大の王と言われるラムセス2世の坐像があり、その手前にはオベリスクが1本建てられています。
カルナック神殿
カルナック神殿
古代エジプト最大の大神殿です。なかでも、中王国時代に国家の最高神となったアモン神を祀るアモン大神殿は最大規模を誇ります。
歴代のファラオたち、特にラムセス3世によって神殿やオベリスク(記念碑)、神像などが寄進され、カルナック神殿には莫大な富が集中したと言われています。
特に新王国時代には、この神殿群の力がファラオをもしのぐほど絶大だったとされています。
アブシンベル神殿
アブシンベル神殿
ラムセス2世によって、高さ33メートル、幅33メートルの岩を切り崩して造られたのがアブシンベル神殿です。
建物の正面には高さ20メートルの4つの巨大なラムセス2世の坐像があり、偉大なファラオの名前が刻まれています。坐像の足元には王家の人々の小さな像があり、大列柱室には8本の柱とともに、ラー・ホラクティ神、ブタハ神、アメン神、ラムセス2世の4つの像が置かれた至聖所があります。
切りかけのオベリスク(アスワン)
切りかけのオベリスク(アスワン)
古代の神殿や像には花崗岩が多く使われており、アスワン近辺は石切り場とされ、多くの石材がここから運び出されました。
『切りかけのオベリスク』は切り出される際に亀裂が入ったため、そのまま残されました。
完成していれば高さ41m、重さ1,150トンにもなると言われ、古代エジプト人がどのように石を切り出していたのかを知ることができます。
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エジプト
- Photo credits:
- ©Egyptian tourism promotion Authority.
























































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