チュニジア共和国─ エリアガイド ─

チュニジア共和国の基本情報

※2025年11月現在の情報です

正式名称
チュニジア共和国(Republic of Tunisia)
国旗
チュニジア共和国 国旗
現地紹介
チュニジア共和国は北アフリカに位置し、地中海に面した共和制国家で、国土は日本の半分ほどしかない小さな国です。
首都はチュニスで、人口100万人を超える大都市です。古代から多くの文明が交差した場所で、温暖な気候と多様な景観を有しています。国土は北部の肥沃な平原、中部のステップ地帯、南部のサハラ砂漠に大きく分かれ、オリーブやデーツの産地としても知られています。
歴史的には、古代フェニキア人が建設したカルタゴが最も有名で、地中海世界の強国としてローマと競い合い、ポエニ戦争で知られています。その後、ローマ帝国に組み込まれ、多くの遺跡が残りました。
中世にはイスラム勢力が支配し、アラブ文化が定着。近代にはフランス保護領となった後、1956年に独立。独立後は、ハビブ・ブルギバ初代大統領の下で近代国家建設が進み、2011年のジャスミン革命を契機にアラブ世界で最初に民主化への大きな転換を遂げました。
観光資源も豊富で、カルタゴ遺跡やローマ時代の円形闘技場が残るエル・ジェム、アラブ=イスラム都市の雰囲気を残すスースの旧市街など人気の観光地があります。
またサハラ砂漠では、キャメルツアーや砂丘地帯の絶景が体験でき、映画『スター・ウォーズ』のロケ地としても知られています。地中海沿岸のリゾート地ハンマメット、ジェルバ島では透明度の高い海と魅力的なリゾートホテルがあり、リラックスを目的とした旅行者にも支持されています。
料理はクスクスやハリッサを使った辛味のある北アフリカ料理が特徴です。
多様な歴史と文化を感じられる国として、チュニジアは旅行先として人気があります。
言語
アラビア語、フランス語
通貨
チュニジア共和国の通貨はチュニジア・ディナール(TND)
1ディルハム=日本円約53円(2025年11月現在)
時差
時差は日本よりマイナス8時間(サマータイムなし)
パスポート
入国時6カ月以上必要。パスポートの未使用ページ2ページ以上必要。
ビザ
不要。日本のパスポートをお持ちの場合は、滞在日数は3ヶ月以内です。
但し、パスポートの残存有効期限が滞在日数+3カ月あることが必要です。
※韓国のパスポートをお持ちの場合は同様です。中国(マカオ・香港除く)のパスポートをお持ちの場合は観光など短い期間であればビザなしで可能(日数は不明確)です。
電圧とプラグ
電圧は230ボルト/50ヘルツ、プラグはCタイプ(使用場所により異なります)
Aタイプ Bタイプ B3タイプ BFタイプ Cタイプ Oタイプ O2タイプ SEタイプ
国際電話
国番号+216
天気
沿岸部に関しては地中海性気候のため、夏は少雨で暑く、冬は穏やかな天候である。
また湿度が低いため、比較的暑いが過ごしやすい。内陸部は大陸性気候で、朝夕は冷える。
気温1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高161619222630343430262117
最低88912151922222017129
※単位:℃
世界遺産
  • チュニス旧市街(文化遺産・1979年)
  • カルタゴ遺跡(文化遺産・1979年)
  • エル・ジェムの円形闘技場(文化遺産・1979年)
  • イシュケル国立公園(自然遺産・1980年)
  • ケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡(文化遺産・1985、1986年)
  • スース旧市街(文化遺産・1988年)
  • カイルアン(文化遺産・1988年)
  • ドゥッガ/トゥッガ(文化遺産・1997年)
  • ジェルバ島:島嶼域での入植様式の証拠(文化遺産・2023年)
大使館・観光局
危険・スポット・広域情報
外務省海外安全ホームページ

チュニジア共和国の観光情報

カルタゴ遺跡

イメージ:カルタゴ遺跡
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カルタゴ遺跡

古代地中海世界の覇者カルタゴの残影。海洋帝国として繁栄した都市カルタゴは、勢力を拡大したローマ帝国との戦いから徹底的な破壊、植民市としての復興、アラブの侵入による没落などまさに栄枯盛衰の歴史を辿る。古代カルタゴ時代の遺跡は墓地や軍港跡などのみで、ほとんど残されていません。

アントニヌスの共同浴場

イメージ:アントニヌスの共同浴場
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アントニヌスの共同浴場

海を背景に建てられた広大な共同浴場。当時は2階建てで100を超える部屋が左右対称に配置され、贅沢な造りだったといいます。

カルタゴ博物館

イメージ:カルタゴ博物館
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カルタゴ博物館

アフリカ宣教会の新学校を改造した白い建物の博物館。ポエニ時代とローマ時代のカルタゴの想像図があり、この地区をイメージすることができます。

シディ・ブ・サイド

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シディ・ブ・サイド

シディ・ブ・サイドは、チュニジア北部の沿岸、丘の上にある町で、「青と白の街並み」で世界的に有名です。アンダルシア様式を受け継いだ建築が特徴的で、白壁に青い扉や窓枠のコントラストが輝く地中海の光に映えます。
歴史的には、13世紀にスーフィー聖者シディ・ブ・サイドがここに庵を構えたことが由来で、富裕層の別荘地として発展して来ました。写真家や画家の創作の場所として名高く、街を歩くと芸術を感じる事ができます。
断崖から海を臨むカフェ「カフェ・デ・ナット」やアラブ式邸宅を改装した「エンネジマ・エゼラット博物館」が人気。迷路のような路地や手工芸品の店を巡る散策も魅力的で、チュニジア観光の定番スポットです。

メディナ

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メディナ

中世の名残を残すフランス門など5つの門の中に発達した旧市街。各種工芸品、生活雑貨を扱うスークなど、グランド・モスクを中心に入り組んだ迷路のような路地が縦横に続いています。

バルドー博物館

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バルドー博物館

チュニジアのみならず、北アフリカ地域を代表する考古学博物館との呼び声も高い。カルタゴ遺跡の出土品やチュニジア各地で発掘されたモザイク画など、考古学的に高い価値を認められた品を数多く所蔵している。

グランド・モスク

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グランド・モスク

旧市街メディナにあり、別名『オリーブの木のモスク』と呼ばれています。飾り気のない簡素な造りですが、中央ホールの柱の大部分はカルタゴ遺跡から運ばれたもので、馬蹄型のアーチが連なる回廊も長い歴史が刻まれた重厚な雰囲気を漂わせています。

ドゥッガ

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ドゥッガ

ドゥッガは、チュニジア西部の丘陵地帯に位置し、古代ローマ都市遺跡で、北アフリカでも最高水準の保存状態を誇る世界遺産です。元々はヌミディア王国の都市で、後にローマの支配下に入り繁栄しました。遺跡には劇場、キャピトリウム、フォルム、浴場、住宅跡などが広範囲に残り、当時の都市構造をほぼ完全な形でご覧頂けます。
特に丘の斜面に築かれた壮大な劇場は圧巻で、今もコンサートが開かれています。周囲を望む高台の風景は美しく、遺跡散策と自然景観の双方を楽しんで頂けます。チュニジアの歴史遺産をぜひご覧ください。

スース

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スース

スースは、チュニジア南部の地中海沿いにある大都市で、古代から港町として栄えてきました。
9世紀にはアグラブ朝の要塞都市となり、現在も旧市街(メディナ)がユネスコ世界遺産に登録されています。堅固な「リバト」(イスラム軍事修道院)やグランド・モスクは、かつて外敵から街を守った象徴的建造物です。
近代以降はビーチリゾートとして人気が高まり、長い砂浜とリゾートホテル群が建ち並んでいます。メディナのスークでの買い物、港付近を散策、美術館での古代モザイク鑑賞など、歴史とリゾートの要素が共存し、チュニジアを代表する観光都市です。

エル・ジェムの円形闘技場

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エル・ジェムの円形闘技場

ローマ時代に造られたエル・ジェムの円形闘技場は、ローマにあるコロッセオと同じく3階まで残っており、現存するローマ時代の円形闘技場としては非常に保存状態が良いとされています。ローマ帝国が衰退した後には、オスマン帝国軍の攻撃により西側の部分が破壊されました。

スファックス

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スファックス

スファックスは地中海沿岸の経済都市で、工業、漁業、農業(特にオリーブ)などの産業が有名。
9世紀にアグラブ朝が築いた要塞都市が起源で、現在も堅牢な城壁に囲まれたメディナが特徴的です。
地元住民が多く訪れるスークや伝統的建築が残る旧市街が観光の見所。近郊のケルケナ諸島へはスファックスが玄関口で、歴史、産業、日常生活が色濃いリアルなチュニジアを体感できます。

ケロアン

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ケロアン

世界で4番目の聖なる都市とされる宗教都市ケロアン。アグラブ朝時代には政治・宗教の重要拠点であり、北アフリカにおけるイスラム文化の中心として発展して来ました。特に「ケロアン大モスク」は、北アフリカ最古級のモスクで、重厚なミナレットや広大な中庭が特徴的。
また「三つの門のモスク」や「バルベルの貯水池」など古代イスラム建築が多数残っています。旧市街には絨毯づくりの伝統文化があり、宗教的厳かさと職人文化が融和した落ち着いた雰囲気の都市です。

トズール

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トズール

トズールはチュニジア南西部、サハラ砂漠の縁に位置するオアシス都市で、豊かなナツメヤシ農園と独特のレンガ建築が特徴的です。
古くからキャラバン交易の要所として栄え、その伝統が町並みや工芸に表れています。周辺には「ショット・エル・ジェリド」という巨大な塩湖が広がり、朝夕の光景はまさに幻想的です。
また、映画『スターウォーズ』のロケ地として知られる砂漠の景観も人気で、4WDツアーが人気。旧市街の迷路のような路地や、博物館でのオアシス文化の展示なども見所です。

ドゥーズ

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ドゥーズ

ドゥーズは、サハラへの玄関口と呼ばれる砂漠観光の拠点で、広大な砂丘地帯『東大砂丘(Grand Erg Oriental)』に隣接しています。
古代から遊牧民の交易中継地であり、現在もベドウィン文化が色濃く残っています。ラクダトレッキング、クワッドバイク、4WDサファリなど砂漠でのアクティビティを満喫できます。毎年冬に「国際サハラ祭り」が開かれ、民族舞踊や競馬、伝統芸能が披露されるます。
町自体は小規模だが、砂漠と共生する人々の生活を感じられる貴重な場所で、サハラの本質に触れる事ができます。

マトマタ

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マトマタ

北アフリカの先住民ベルベル人の穴居住宅が有名なマトマタ。
岩砂漠の表面に穴を空け、部屋が必要になれば穴を掘り進め拡張していったとされており、夏は涼しく、冬は暖かく、快適に過ごせます。
穴居住宅を利用したホテルもあり、『スターウォーズ』で利用された『ホテル・シディ・ドリス』もかつては穴居住宅として使われていました。

クサールギレン

イメージ:クサールギレン
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イメージ:クサールギレン

クサールギレン

『スターウォーズ』、『猿の惑星』、『イングリッシュ・ペイシェント』などチュニジアの砂漠はよく映画のロケ地として利用されています。
中でも『イングリッシュ・ペイシェント』の撮影ロケ地として知られるクサールギレンは赤く輝く砂丘が美しく、地平線に沈む夕日は格別です。

ジェルバ島

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ジェルバ島

チュニジア最大のリゾートジェルバ島は、ガベス湾に面し、大きさはわずか26㎢のリゾート島です。
元々チュニジアは穏健派であるムスリムの人々が多い事で知られていますが、ジェルバ島の人々は特に穏やかであり、ユダヤ教の信者も多いジェルバ島では、共に仲良く生活をしています。
豪華なリゾートライフやマリーンスポーツなどでゆっくり時間をお過ごし頂けます。