ヨルダン・ハシェミット王国─ エリアガイド ─

ヨルダン・ハシェミット王国の基本情報

※2025年11月現在の情報です

正式名称
ヨルダン・ハシェミット王国(Hashemite Kingdom of Jordan)
国旗
ヨルダン・ハシェミット王国 国旗
現地紹介
ヨルダンは、古代から現代において多様な文化が交差してきた中東の中心国です。社会情勢も安定しており、豊かな歴史遺産がある事でも知られています。
正式名称はヨルダン・ハシェミット王国で、首都はアンマン。国土の大半は乾燥した高原や砂漠地帯で構成されますが、ヨルダン川渓谷や死海周辺など、独特の地形と自然環境が広がっています。 人口は比較的少なく、アラビア語が公用語。現在では都市部を中心に英語も話されております。王制国家であり、現代に至るまでハシェミット家が政治的安定を支えています。
歴史的には、古代エドム人やアンモン人の時代に遡って、その後はナバテア王国が繁栄しました。なかでも世界遺産ペトラは、ナバテア人が築いた壮大な岩窟都市として有名で、交易路の要衝として発展し、その後、ローマ帝国、ビザンツ帝国、イスラム勢力などがこの地を支配し、それぞれの文化が折り重なることで多層的な歴史が形成され、1946年に独立しました。
アラブ諸国の中でも比較的穏健で外交的な姿勢を保ち、難民受け入れなど人道的な役割も果たしています。
観光面では、世界遺産ペトラ遺跡が圧倒的な人気を誇りますが、他にも死海やワディ・ラム、ジェラシュ遺跡など多彩な見どころがあります。死海は海面下約400メートルに位置する世界で最も低い地域として知られ、塩分濃度の高さから体が浮く独特の体験ができます。ワディ・ラムは赤い砂岩の奇岩が連なる壮大な砂漠で、「アラビアのロレンス」ゆかりの地としても知られ、近年は映画のロケ地としても注目されています。ローマ時代の都市遺跡が残るジェラシュ遺跡では、ほぼ完全な形で残っている円形劇場や列柱通りなど古代都市の姿を見ることができます。
現代のヨルダンは、中東の文化と歴史を一度に味わえる魅力的な国であり、安全性の高さから旅行先として人気が高いです。
豊かな遺産と温かい人々、そして砂漠と渓谷が織り成す風景が、ヨルダンを訪れる者に深い印象を残すでしょう。
言語
アラビア語(英語も利用)
通貨
ヨルダン・ハシェミット王国の通貨はヨルダン・ディナール(JOD)
1ヨルダン・ディナール=日本円約222円(2025年11月現在)
時差
時差は日本よりマイナス7時間(サマータイムはマイナス6時間)
パスポート
入国時6カ月以上、未使用の査証欄が2ページ以上必要。
ビザ
必要。日本のパスポートをお持ちの場合は、空路と陸路のどちらからでもヨルダン入国時に無料で30日間の滞在許可(アライバル・ビザ)を取得できます。ヨルダン内務省のウェブサイトから事前に電子ビザ(e-Visa)を申請することも可能です。
e-Visaに関して詳しくはこちら
※中国(マカオ・香港除く)のパスポートをお持ちの場合、空路で入国の場合にはアライバル・ビザを取得できますが、陸路で入国する場合には、事前にe-Visa申請が必要となります。詳しくはヨルダン大使館への照会が必要となります。韓国のパスポートをお持ちの場合は日本と同様です。
電圧とプラグ
電圧は220ボルト/50ヘルツ、プラグはCタイプ(使用場所により異なります。マルチタイプのプラグをお持ち下さい)
Aタイプ Bタイプ B3タイプ BFタイプ Cタイプ Oタイプ O2タイプ SEタイプ
国際電話
国番号+962
天気
砂漠気候が国土のほとんどで、夏は非常に暑く、冬は寒くなります。
年間を通じて寒暖差が大きく、夏は40℃を超える日もあり乾燥もしているので、しっかりとした日焼け対策が必要です。また冬には雪が降る地域もあります。一年を通じて空気が乾燥し、日差しが強いのが特徴です。
アンマンとアカバでは毎月8~10℃くらいアカバの方が気温は高いです。

(アンマン)

気温1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高111316222730313129251913
最低4471014171919171495
※単位:℃
世界遺産
  • ペトラ(文化遺産・1985年)
  • アムラ城(文化遺産・1985年)
  • ウム・エル-ラサス<キャストロ・メファ>(文化遺産・2004年)
  • ワディ・ラム保護地域(複合遺産・2011年)
  • 洗礼の地“ヨルダン川対岸のベタニア≪アル・マグタス≫(文化遺産・2015年)
  • アッ=サルト:寛容と都市の歓待の場(文化遺産・2021年)
  • ウンム・アル-ジマール(文化遺産・2024年)
大使館・観光局
危険・スポット・広域情報
外務省海外安全ホームページ

ヨルダン・ハシェミット王国の観光情報

ペトラ遺跡

ペトラ遺跡は、ヨルダン南部に位置するナバテア王国の古代都市で、紀元前4世紀頃から発展し、東西交易の要衝として繁栄しました。
赤い砂岩の峡谷に巧みに都市を築いたことで「バラ色の都」と呼ばれ、1985年に世界文化遺産に登録されましが、地震や交易路の変化によって衰退し、19世紀にヨーロッパ人探検家によって再発見されるまで長く、“失われた都市”と呼ばれていました。
細い峡谷シークを抜けた先に突如現れる壮麗な『エル・ハズネ』、巨大な修道院跡『エド・ディル』、王族の墓が並ぶ『王家の墓群』、都市中心部に位置する『大寺院』などがあります。
砂岩の地形と人工建築が調和し、時間帯によって色合いを変える幻想的な景観が特徴です。徒歩や馬、ラクダの利用が可能で、日中だけでなくライトアップされる「ペトラ・バイ・ナイト」も高い人気があります。
歴史・自然・冒険が一体となった、世界でも稀有な遺跡都市をぜひご堪能下さい。

エル・ハズネ

エル・ハズネはペトラの象徴的建造物で、新王国時代にナイル河西岸にある砂岩の崖を垂直に掘り抜いた高さ約40メートルの岩窟墓群で、その壮麗さを建物の正面からぜひご覧頂きたいです。
名称は「宝物殿」と呼ばれていますが、実際は王族の墓と考えられています。
ヘレニズム建築の影響が色濃く、柱や彫刻装飾が精巧に施されています。狭い峡谷シークの終点に位置し、暗がりから突如姿を現すエル・ハズネの劇的な景観は、訪れる者を圧倒するに違いありません。

エド・ディル

およそ800段の階段がある山道を登ると頂上にエド・ディルがあります。「修道院」を意味する巨大な建造物で、ペトラ最大級の岩窟建築として知られています。
高さ約47メートル、幅約50メートルの堂々たる正面は、エル・ハズネより装飾が控えめで重厚な雰囲気を漂わせています。
かつてはさまざまな儀式の場として使われていたのではないかと言われています。広大な渓谷の景観を一望でき、もちろん人気の観光スポットです

シーク

シークはペトラの玄関口となる約1.2kmの細長い峡谷で、両側には高さ数十メートルの砂岩の断崖が聳える自然の通路です。
ペトラ遺跡を取り囲んでいる赤色、褐色、紫色の砂岩は、水の浸食によって削られてできた地溝です。かつては水路が敷かれ、都市の防御や生活を支える重要な役割を果たしていました。
崖の高さは60m~100mにも及び、道幅は狭い所では4mほどしかありません。曲がりくねる道を進むとエル・ハズネが現れ、その幻想的な景観はペトラ遺跡観光の醍醐味です。

王家の墓

王家の墓は、巨大な岩窟墓群で、外観の異なる複数の墓が崖面に並んでいます。
代表的なものには「壺の墓」、「宮殿の墓」、「絹の墓」などがあり、それぞれ砂岩の色調や彫刻が異なり、ナバテア人の美的感覚や建築技術の高さが伺えます。
外観の壮麗さから、王族や高位の人物が埋葬されていたと考えられています。

大寺院

大寺院は、広大な宗教建築複合体で、ナバテア時代最大級の公共施設とされています。
柱廊や階段、礼拝空間などが整備され、政治的・儀式的な場として使用されていたと考えられています。
発掘によって精巧なモザイクや建築部材が見つかり、当時の生活や宗教文化を知る重要な手がかりが発見されました。広い空間と遺構の多さは見応えがあります。

ローマ円形劇場

イメージ:ローマ円形劇場

ローマ円形劇場

2~3世紀頃に建設された劇場で、客席は33段で5,000人以上を収容できる大きな施設です。
元々はナバテア人の墓地であり、劇場も娯楽施設というよりは葬儀のための施設と考えられています。

死海

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死海

アラビア半島北西部に位置する塩湖で、塩分濃度が非常に高いため、人間の体も簡単に浮いてしまいます。
周囲の砂浜から採れる泥や天然ミネラルを多く含んだ塩は、美肌効果やデトックス効果が高いとされ、スキンケア商品やエステなどにも活用されています。

ワディ・ラム

ワディ・ラム

ヨルダンの南部、アカバやサウジアラビアの国境に近い砂漠の町です。
有史以前から人が住んでいたとされ、古代ギリシャやローマの文献にはブドウや松の木が繁っていたと記されていますが、現在は赤い砂が広がる大地に、巨大な岩山がそそり立っているだけです。
4WDに乗って砂漠をドライブ、ラクダに乗ってトレッキング、月の砂漠でキャンプ体験など、さまざまなアクティビティが楽しめることで人気があります。

ジェラシュ遺跡

イメージ:ジェラシュ遺跡
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イメージ:ジェラシュ遺跡5
イメージ:ジェラシュ遺跡6

ジェラシュ遺跡

ヨルダン北部に位置するジェラシュ遺跡は、古代ローマ都市ガラシャの遺構群で、「中東のポンペイ」と称されています。
紀元前1世紀に発展し、ローマ帝国支配下で最盛期を迎えた都市は、保存状態の良い円形劇場、ハドリアヌス凱旋門、広場神殿など美しく残っており、当時の都市計画や生活を今に伝えています。
南北へ延びる列柱通り(カーズ・ストリート)は迫力があり、訪れる人々を古代世界へと誘います。丘上からの遺跡全景の眺望をぜひお楽しみ下さい。

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